村松静子の新刊・「自主逝」のすすめ~あなたの最期はあなたが決める。在宅看護研究センターLLP/日本在宅看護システムは、あなたの主体的医療を支えます。一緒に取り組みたい看護師のあなたを募集中

Photo_7 1986年3月24日、開業ナース集団の在宅看護研究センターは誕生しました。組織替えにより、その収益事業部門として1992年に設立したのが日本在宅看護システム在宅看護は今の時代に合わせて進化させなければいけません。看護の本質にこだわりつつ、本来あるべき看護、今の時代に看護師としてやるべきことを様々な形で追求・追究しています1999年には在宅看護研究センター付属訪問看護ステーション を設置。
 

・勉強会を開催するなかで、全スタッフが今求められている看護を提供し、1つの方向に向かって行動する。今の時代に即した新しい日本在宅看護システムの構築が進んでいます。 

【看護は実践なくして語れません。 看護は実践なくして評価されません】 私たちは、実践・教育・研究を軸に誕生した在宅看護研究センターの理念を基に活動しています。

            活動報告「システムのスタッフは、今」

2018年全大会、今年のテーマは「失敗は宝物、失敗から学ぶ看護の原点〜失敗をみんなの学びへ〜」

180520_105335 々忙しく気がかりなことすら振り返る時間もないという気持ちもあるかもしれませんが、全体会では、じっくり振り返りをしたいと思います。明らかな失敗は振り返りしやすいこともあると思います。しかし、あきらかな失敗は、自分の自信を大きく失うものでもあると思います。自分の失敗に気がつかない、気づけない事も、自分を信じることのできない痛手でもあります。

この時間で、いま一度看護の原点を思い起こし、失敗から学ぶこと、失敗に気づける自分になる為には、どうしたら良いかなど、自分を振り返りながら、その振り返りから得た学びを仲間に伝え、そうすることで、その失敗も宝物になっていくのではないかと思っています。(担当:甲州 優)

在宅看護研究センター設立33年目、めざすは、システム発足当時の看護と介護の連鎖・連動。メッセンジャーナースと共に歩む仲間、「私はこんなことで取り組みたい」という意志をお持ちのあなたをお待ちしています。

お問い合わせ:℡03-3362-3193(担当:片岡・川口)

村松静子・50年間の看護道、集大成の1冊

『「自主逝」のすすめ ―あなたの最期はあなたが決める』(海竜社) 購入予約できます。  詳細は☞ こちら

*「家族を家で看取る本」 村松静子・監修(主婦の友社)

『メッセンジャーナース 看護の本質に迫る』 (看護の科学社)      注文は、看護コンサルタント 

*「看護実践の科学 9月号」(看護の科学社) [特集]メッセンジャーナースが伝える看護師の主体性

*中央公論9月号(8月10日発売) 特集:対談「父・永六輔は家族に囲まれて旅立ちました」

開業ナースのエッセンス 「暮らし」に伴走する看護のすすめ(心の科学:日本評論社)・Ⅱ.ともに創りあげる看護・・・加齢とともに輝いて生き抜くには、今、何が足りないかー実証研究への取り組み(奥山直美)

*婦人公論2015.1.22号「ルポルタージュ 時代を創る女たち 開業ナースは心を聴く」⇒「20150122.pdf」をダウンロード

日経新聞夕刊『人間発見』2012年4月16-20日掲載「開業ナース、患者を自宅へ」⇒     

ライフアシスト第82013巻頭インタビューいまを生きる「その時」は家で WEB

特集「今求められるコミュニケーションスキル」看護の科学社 9月号 VOL39 NO.10

医療心理学 第1章第4節ターミナルケアにおける心理学的支援(2013年3月 おうふう)

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コラム「医師として、武士として」  Vol.105 「老化:フレイル」    安藤 武士 Andou takeshi

1941年、新潟県生まれ。1967年、新潟大学医学部卒業後、医師登録と同時に外科研修を開始。

インターン終了後医師となる。新潟大学付属病院(外科助手医局長)で勤務の後、72年、呼吸器・心臓血管外科を専攻後、80年より、心臓血管外科部長として日本赤十字社医療センターに勤務。その後、山梨医科大学非常勤講師、JR東京総合病院(心臓血管外科部長)、明治安田生命(事務センター診療所所長)、JR東厚生部(水戸支社・高崎支社・新潟支社健康管理センター所長)、佐野市民病院(健康管理センター所長)、介護老人保健施設たかつ施設長を歴任。現在は、(社団法人)労働保健協会の診療所所長として活躍中。労働衛生コンサルタント・スポーツドクター(日体協)・健康スポーツドクター(日医)・認定産業医(日医)の資格を持ち、5つの顔を絶妙な味で使いわける医学博士である。身体の大きさと、豪快な笑い・笑顔には、その人柄と存在感をより強くアピールする何ものかが潜んでいる。今なお、'武士'にして"武士"ここにあり。  

Vol.105 2019. 1.14  老化:フレイル

 今回もスタバから発信している。数年程前から、立姿、歩き姿を「老人姿」とならぬ様に、近くのトレーニングジムに通っているが、先日、トレーニング中、腰筋を断裂した。現在は、治癒傾向にあるが、以来、甚だしく身体機能が低下し“並みの老人”になってきた。再起を願いトレーニングに励んでいるが、断裂前の身体機能に戻っていない。鍛えれば元に戻ると思っていたので不思議に思い、「老人の身体機能」、「老化」をこわごわと調べてみた。

 平成29年の日本人の総死亡数は134、400人と発表されている。3大死因は、がん、肺炎、動脈硬化性疾患(心疾患・脳血管障害)であるが、炎症疾患である肺炎が一万余(9.9%)と第3位に食い込んできている。その背景には誤嚥・免疫力の低下など「ヒト」の“老化”が関わってきていると言われている。

現在の医学では、生きる上限は120歳と決まっており、その間に起こる身体機能の衰え、”老化”は生物にとって避けられないものであるが、“老化”は言葉として理解はできるが、体内で何が起こっているのか理解していな人が多いと思う。無論、小生もその一人である。先人の書物を中心に調べたところを記す1)2)3)4)

「老人」の生物学的現象の定義はない。「老人」は社会的定義で成り立っている。高齢、高齢化社会も同様である。「老人」の社会的定義は65歳以上となっているが、65歳以上を老人と呼ぶのは、WHO(世界保健機関)でそう決めているからであるという。

本邦では、それに適合させた社会制度にとなっている。定年は多くの職場では60歳であるが、現実として60歳~65歳までは働く職場を提供している。60歳で基礎年金が、65歳で共済年金、厚生年金の支給が開始される。社会保障制度から「老人」と定義されるのである。元気な高齢者でも65歳を過ぎると、「老人」と呼ばれ社会制度上、「現役」と明瞭に区別される。

 「老化」である。「ヒト」は「年を取るとなぜ身体の機能が衰えるのか」、すなわち「老化」の精緻なメカニズムは解明されていない。「老人」という言葉は社会的定義に基づく用語で、「老化」は生物学的定義による。「老人」は65歳というデジタル的に決められた確固とした名称で、「老化」はアナログ的現象で何歳から「老化」が始まるとは言えない。従って、「老人」、「老化」は同―語ではない。

動物の生涯(寿命)は、三つの期間から成立しているという。第一期は、生まれてから「性成熟」にいたる期間でこれを「成長期」、第二期は子孫を盛んに作り、育て上げる(子が一本立ちする)までの期間でこれを「生殖期」、第三期は生殖期を終わった後の余生とも言うべき期間で、これを「後生殖期」と呼ぶ。生物の寿命の三期間は、全て「遺伝子」で決まっている。

ツバイ、ヤセザル、アカゲザル、テナガザル、ヒヒ、ゴリラ、チンパジーなどの霊長類の個々の最大寿命(Y軸)と性成熟年齢(X軸)を対比させグラフに描くと一直線上にあり、「最大寿命」と「性成熟年齢」とは、深い関係にあることが分かる。多くの霊長類は、「生殖期」が終わるとわずかな期間の「後生殖期」を経て「死」を迎える。他の野生動物は大変厳しい環境の中で生きてかなければならないので、「後生殖期」を迎えないで「死」を迎えるようであるので詳細は明らかになっていない。

一方、「ヒト」だけは例外で、「後生殖期」の方が長いのである。生物学的観点からは、「生殖期」まではホメオスターシスというメカニズムが働いて身体機能の恒常性を保ってくれるが、「後生殖期」では遺伝子は必ずしも保証してくれない仕組みになっている。

「年を取ると身体の機能が衰える現象」を「老化」と呼ぶならば、「老化」は、「後生殖期」から始まることになる。

今日の医学では、「年を取ると身体機能が衰える現象」を「老化」ではなく「フレイル:Frailty」と呼ぶようになってきている(2014年、日本老年医学会命名)。「フレイル」は、「身体的フレイル」、「精神心理的フレイル」、「認知的フレイル」、「社会的フレイル」を包括しているが、「老化」も「フレイル」も、高齢者の身体機能の低下という現象を表現するもので、学問的にまだ「フレイル」の生物学的現象及びその本質は解明されていない。(続) 

1) 今堀和人:老化とはなにか:岩波新書 1993

2) 田沼精一:ヒトはどうして死ぬのか:幻冬舎新書 2010

3) 南野 徹:老化からみた生活習慣病診療の展望:新潟医学会誌:2018

4) 佐竹昭介:フレイルの概念・診断:日本サルコペニア・フィレイル学会誌:2018

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皆さんの力を借りて、新しい気持ちで、2019年の在宅看護研究センター・日本在宅看護システムを創っていきたいと思っております。心から来年度も引き続き宜しくお願い致します。

皆さんはどのような1年でしたか。

160507_144212_2 私は、今年も過ぎ去るのが早い1年でした。小学生の時は11日がものすごく長く感じて退屈していた思い出もあります。

黙っていても年は取るんですね。この組織にいると若い若いと言われ、まだ若い気でいますが同級生と合うと実年齢に驚きです。同級生と会った時に話す内容も変わってきました。ここの組織に入った時はまだ20代でしたね

そんな昔を思ったって過去はどうにも変わりません。もっと年を取って思い起こした時に、大変だったけど楽しかったな~といえる年にしたいです。

また、皆さんの力を借りて新しい気持ちで2019年の在宅看護研究センター・日本在宅看護システムを創っていきたいと思っております。
 

心から来年度も宜しくお願い致します。(在宅看護事業部長・川口奏子)

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コラム「医師として、武士として」  Vol.104 「老化」    安藤 武士 Andou takeshi

1941年、新潟県生まれ。1967年、新潟大学医学部卒業後、医師登録と同時に外科研修を開始。

インターン終了後医師となる。新潟大学付属病院(外科助手医局長)で勤務の後、72年、呼吸器・心臓血管外科を専攻後、80年より、心臓血管外科部長として日本赤十字社医療センターに勤務。その後、山梨医科大学非常勤講師、JR東京総合病院(心臓血管外科部長)、明治安田生命(事務センター診療所所長)、JR東厚生部(水戸支社・高崎支社・新潟支社健康管理センター所長)、佐野市民病院(健康管理センター所長)、介護老人保健施設たかつ施設長を歴任。現在は、(社団法人)労働保健協会の診療所所長として活躍中。労働衛生コンサルタント・スポーツドクター(日体協)・健康スポーツドクター(日医)・認定産業医(日医)の資格を持ち、5つの顔を絶妙な味で使いわける医学博士である。身体の大きさと、豪快な笑い・笑顔には、その人柄と存在感をより強くアピールする何ものかが潜んでいる。今なお、'武士'にして"武士"ここにあり。  


Vol.104 2018.12.22  老化

 今年の敬老の日、小生が在住する区から、[ことぶき祝い金]が送られてきた。 

”ごあいさつ” “初秋の候、ますますご清祥のこととお喜び申します。この度、古稀、喜寿、長寿をお祝いして、心ばかりのお祝金をお贈りいたします。今後なお一層のご長寿とご多幸をお祈り申し上げします。平成30年9月吉日  新宿区”、という丁寧な挨拶文がそえられていた。

 

作家の佐藤愛子女史に比べれば、小生は、まだ子供に等しいが、「90歳 何がめでたい」と叫ぶ女史の気持ちは理解できる。小生は、自身のことを何時も、肉体的、精神的に若々しいと思っていた。

定年になると還暦が待っている。新しい職場で、「この度、定年で退職され、縁あって当職場でご活躍されることなりました。」と紹介されると、誰のことと思って聞いていたら小生のことであると気が付き精神的に“がっくり”したことを覚えている。

追いかけて社会保険庁より、年金の申請書が届く。若いときからの職歴を好い加減に書く。それも忘れかけていたら年金制度の混乱で、「年金特別便」がきた。そこに記載されていることは、小生の記憶と異なるので、改めて職歴を調べた。若い日々を思い出すとともに、老いを感じた。

 

国際的に、65歳から老人と呼ぶことになっている。65歳では、長寿とは言わないが、長寿という言葉の意味を調べた。ものの本によると「長寿」は抽象概念で寿命が長いことと記されている。長寿は区分されている。還暦は60歳のことと思っていたら61歳であった。61歳から120歳まで13段階に区分されそれぞれの「歳」に呼称があることはご存知のこと思う。

良く知られているのは、還暦(61歳)、古稀〈70〉、喜寿(77)、卒寿(80)、米寿(88)、卒寿(90)、白寿〈99〉、紀寿(100)、大還暦(120)である。120歳以上にも呼称はあるが、現実的でないので省略する。これらは、日本の社会に根づいている。出典は中国らしいが、小生には詳細は分からない。

論語では、16歳を志学(学を志す)、30歳を立身(独立する)、40歳を不惑(惑わず)、50歳を知天命(わきまえる)、60歳を従耳(人の言葉に素直に聞く)、70歳を不超矩(思うままにふるまっても道を外れない)と、人生の生き方をざっくり掴んでいる。

人生のライフサイクルを中国の5行説では、”青春、朱夏、白秋、玄冬”に分けている。論語のライフサイクルの意味とほぼ同じである。小生の好きな言葉である。 

因みに、現在までの世界の最長寿者は、女性ではフランス人のジャンヌ・カルマンで、122歳164日(1997年死亡)、男性は日本人の木村次郎右衛門の115歳179日(2013年死亡)である。

 

先日、小生が加入している生命保険会社の外務員より、担当者が変わったので挨拶に伺いたいとの電話が入った。了承した。某日、外務員から小生の加入している「保険の契約の仕組み」の説明を受けた。終身保険(死亡・高度障がい)と総合医療特約(病気やけが)が契約内容で、終身は死亡したとき、特約は80歳までとの説明を受けた。外務員は大変熱心なかたで、終身は100歳を超えても支払われるが、特約は80歳で満了となる。仮に、何歳で病気になったら特約の一時金及び日額が契約に従って支給されるとの説明を受けた。小生が微妙な年齢になっているので真剣に耳を傾けることが出来た。生の終焉が身近に迫っていることを感じた。 

今まで、自分自身では実年齢にしては若者に負けない発想、行動力を持っていると思っていたが、以来、実年齢とそれらが“並み”であることを自覚するようになった。

現在、まだまだやりたいこと、やらねばならぬことが多々あると思っているが、外務員の説明を聴いてから、気持ちが萎え老化すすみ平均的な老人になって来た。そろそろ、引き際をと思って毎日を送っている。60歳を過ぎると、周囲が老化を促進させる。


愚痴っぽくなってきたので、これでお終いとする。(完)

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コラム「医師として、武士として」  Vol.102 「ビールの効用(1)」 Vol.103 「ビールの効用(2)」   安藤 武士 Andou takeshi

1941年、新潟県生まれ。1967年、新潟大学医学部卒業後、医師登録と同時に外科研修を開始。

インターン終了後医師となる。新潟大学付属病院(外科助手医局長)で勤務の後、72年、呼吸器・心臓血管外科を専攻後、80年より、心臓血管外科部長として日本赤十字社医療センターに勤務。その後、山梨医科大学非常勤講師JR東京総合病院(心臓血管外科部長)、明治安田生命(事務センター診療所所長)、JR東厚生部(水戸支社・高崎支社・新潟支社健康管理センター所長)、佐野市民病院(健康管理センター所長)、介護老人保健施設たかつ施設長を歴任。現在は、(社団法人)労働保健協会の診療所所長として活躍中。労働衛生コンサルタント・スポーツドクター(日体協)・健康スポーツドクター(日医)・認定産業医(日医)の資格を持ち、5つの顔を絶妙な味で使いわける医学博士である。身体の大きさと、豪快な笑い・笑顔には、その人柄と存在感をより強くアピールする何ものかが潜んでいる。今なお、'武士'にして"武士"ここにあり。

Vol.102 2018.9.17  ビールの効用(1

今日もスタバで、抹茶フラペチーノグランデを楽しみながらパソコンに向かっている。ほぼ2ヶ月前になろうか。朝、“ひげ”を剃るため鏡をみたら、右の耳の前の頬(ほほ)が異常に腫れている。左は何ともない。医学的には耳下腺のあるところである。前日のTVで耳下腺の悪性腫瘍が増えているとの報道がったため、“ぎょっ”とした。触ると固いだけである。痛みもない。熱感もない。とりあえず出勤した。

翌日、近くの耳鼻咽喉科で診てもらった。その時は、腫れも引いていたので耳鼻科医は何かしらという雰囲気で診察をした。診察を終え、“なんともないですよ”と言われた。恐らく、耳下腺の唾液のでる導管に食物が一時的に詰まったのではないかと説明を受けた。一週間後に瘤があれれば、大病院を紹介するという。一週間後の診察ではなんともなかった。“ホット”した。その時、耳鼻科医(耳鼻咽喉科医)が、今年の正月も頬の腫れた人が来て診察したら、耳下腺の導管から、ポロリと米粒大のものが出てきたと思ったら大量の唾液が出て、あっという間に腫れが引いた患者さんがいた。米粒大のものはシシャモの卵であったことを披露してくれた。

以来、「唾液腺」に興味をもった。唾液腺と一括りに言われているが解剖学的にどうなっているのだろう。唾液の導腺は何本あり、どこに出るのであろうかと、学生時代に勉強したはずであったが、今は全く頭に残っていない。教科書を紐解いたがわからない。結局、ITサイト:ウキィぺデアにたよった。

哺乳類の唾液腺は、「耳下腺」と「顎下腺」、「舌下腺」からなることを確認した。解剖的なことは省略するが、「唾液」が出る導管はどこにあるかが理解できた。「耳下腺」の導管は長さ56cmあり、上顎(うわあご)の第2大臼歯の高さで、(ほほ)の口腔に開口すると記してある。「顎下腺」からも唾液はでる。「舌下腺」は、舌下に数本あり、時として下顎腺と連なることもある。「唾液腺」の病気にはどんなものがあるか知りたくなった。

1. 感染(細菌やウイルス)症: 唾液腺炎(例:急性顎下腺炎、流行性耳下腺炎など)

2. 自己免疫性疾患:シェーグレン症候群IgG関連唾液腺炎

3. 結石が出来る病気:唾石症(例:耳下腺唾石、顎下線唾石、など)

4. 腫瘍:唾液腺腫瘍(例:顎下線・多形腺腫、耳下腺扁平上皮癌、唾液腺・悪性リンパ腫、など)

5. その他:唾液腺閉塞(小生の経験から加えた)。

次第に、「家庭の医学」になってきたので、本編はこれで終わる。(完) 

 

Vol.103 2018.9.17  ビールの効用(2)

先日、新聞の健康相談に、「就寝中に目が覚めるほど口が乾くます。他の老人性の病気で受診しているので医師に相談するが、改善しない。どうしたら良いか。」という「ドライマウス」で悩むご老人の相談があった。医師が回答しているので要約して記す。

唾液は一日あたり約1.5リットルも分泌されますが、唾液の主成分は水分なので、脱水症状が口腔内乾燥の原因で、唾液が約半減すると口が「乾く」と、気になり始めます。俗に「ドライマウス」という現象で、前立腺肥大症、高血圧症等、色々な病気の治療に用いている薬の副作用が原因になります。他に、細菌感染、自己免疫疾患であるシェーグレン症候群などでも口喝は起こると言われている。

一方、唾液には抗菌作用のある成分が含まれており、分泌量が減ることは、口臭、虫歯、肺炎のリスクを高めるという。「ドライマウス」の人は国内では数百万人いると言われており、定期的に医師、歯科医師の診察を受けることが勧めらている。

小生は心配ない。いつも「ドライマウス」の予防に注意を払った生活を送っている。月に一度は、近くの歯科医に口腔内清掃をしてもらっている。また、夕食に、たっぷりとビールを飲して水分補給に気御配っている。また、口腔内の消毒も完全である。(完)

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コラム「医師として、武士として」  Vol.101 「男と女」    安藤 武士 Andou takeshi

1941年、新潟県生まれ。1967年、新潟大学医学部卒業後、医師登録と同時に外科研修を開始。

インターン終了後医師となる。新潟大学付属病院(外科助手医局長)で勤務の後、72年、呼吸器・心臓血管外科を専攻後、80年より、心臓血管外科部長として日本赤十字社医療センターに勤務。その後、山梨医科大学非常勤講師JR東京総合病院(心臓血管外科部長)、明治安田生命(事務センター診療所所長)、JR東厚生部(水戸支社・高崎支社・新潟支社健康管理センター所長)、佐野市民病院(健康管理センター所長)、介護老人保健施設たかつ施設長を歴任。現在は、(社団法人)労働保健協会の診療所所長として活躍中。労働衛生コンサルタント・スポーツドクター(日体協)・健康スポーツドクター(日医)・認定産業医(日医)の資格を持ち、5つの顔を絶妙な味で使いわける医学博士である。身体の大きさと、豪快な笑い・笑顔には、その人柄と存在感をより強くアピールする何ものかが潜んでいる。今なお、'武士'にして"武士"ここにあり。

Vol.101 2018.8.16  男と女

いつものスタバで、抹茶フィレペチーノを楽しんでお盆休みを過ごしている。今回は、固い話である。過日、国会議員が某出版社の月刊誌に寄せた一文が物議をかもしている。「子供を作らない、『生産性』が無い『LGBT』に対する支援が過ぎる」との主旨の文章である。「生産性」という言葉にも問題があるが、他の報道を見聞きし、生物である「ヒト」というのを生まれた瞬間から男女と明確に区別していることに疑問を感じないことが一般的であることを改めて知った。議員ともあろう人が、生物としての「ヒト」を知っていればそのようなことを書かないはずである。また、批判する人も「馬鹿な事を」と言って、で終わる事である。

 過日(vol.88:17、10:29)「デジタル」と「アナログ」の表題で拙文を掲載させていただいたが、通常、世間では「ヒト」を「男性」「女性」とアナログ的に明確に分ける。両極の間に、外形、内臓形態・機能、ホルモン、精神:性格・趣向の違いがあることは理解しているが、現実的には「ヒト」を男女とのみに区別することが多い。違いの組み合わせは天文学的数字に上るが、それを男性、女性の枠で括っている訳であるから、種々の問題が起こることは当然のことである。 

日本は、アナログ的に分けられたグループでも大過かなくすごせるので、生物学的にどちらにも属さない人は、それだけ抑圧されているともいえる。日本に在住している米国人の良く知られている評論家は、自身がLGBTであることを表明しており、「日本社会のLGBTへの態度を、やんわりと遠巻きに見るが、“表だって公認しない”」と言っている。日本の知識人は、LGBTを指弾することはあるまじき行為であることの知識を持ているので、指弾しないと言っているといるのである。 

 国会議員の発言は、あるまじきことであると非難しているが(大いに非難されるべきであるが)、報道の論調をみる限り議員の発言を単に、所謂、趣向のレベルでの発言ととらえているように思える。生物学的にできないのにそれを指弾することは、当の議員もそうであるが指弾する人のメンタリティーも疑われて当然である。「ヒト」の「性」は2分的にとらえられないという根本的なことを知っていれば、そのような発言は出ないはずである。

現在、WHO(世界保健機関)疾病分類「ICD-10」、アメリカ精神医学会DSM等では、同性愛は「異常」「倒錯」「精神疾患」とはみなされず、治療の対象から外されている。そして同性愛などの性的指向ついては、矯正しようとするのは間違いとの見方が主流となっている。近年の多くの英米の調査では人口の2-13%50人に1人から8人に1人)の割合で同性愛者が存在していると言われている。 第3の性に属するのである。

先に、「性」を男女と2分してきたことを、一般人も、政治家も、行政官も捨てなければならない時代が既に到来しているのである。第3の性と表現されているが、これからはもっと細分化されるかもしれない。

さて、帰って昼食にするか。家人は何を用意してくれているかな。(完)

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在宅看護研究センターLLPの組合員・日本在宅看護システムの在宅看護事業部では、常勤または非常勤の同志を募集中です.

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5月20日の全体会に参加して良かった!頑張れる原点は此処なのだと改めて思いました.

私は、全体会に参加して何ができるのかと思いながら、でもそれは私自身の思い上がりではないかとも思いながらの参加でした。

終わってみて、参加して良かった!皆から力を頂きました。

 非常勤になり豊島区に関わり始めて半年、頑張れる原点は此処なのだと改めて思いました。

この全体会をどう自分の中に取り込む事ができるか、私の中でのチャレンジだと思います。

看護実践とは違う看護のアピール、押し過ぎず引き過ぎず頑張ります。これからもよろしくお願い致します。(鈴木)

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